25歳、転職、ふたり暮らし

web業界へ転職したのは25歳のときでした。

 

就職氷河期といわれていた時代に美大を卒業し、

なんとか自力で勝ち取った就職先を父の猛反対で辞退することになり、

そのかわりにコネでねじ込まれた会社で事務職のOLをやっていた私は、

毎日の単調な仕事に絶望していました。

 

誰がやっても同じ事務作業、

定時まで暇を持て余す、

何のスキルも身に付かない日々。。

 

それでも給料だけは良かったので、

最初に支給されたボーナスで

当時発売されたばかりの青いiMacを買い、

本を見ながら初めて作ったのが、OLの愚痴を書き込めるホームページ。

 

そこからホームページ作りが楽しくなり、

会社帰りにwebデザインの専門学校に通い出し。

なんとか完成させた課題を持って転職活動し、

とある広告代理店にアルバイトのwebデザイナーとして雇ってもらえることになり、

事務職OLをやめて、ついでに家も出て、

当時付き合っていた彼(のちの夫)と一緒に暮らし始めたのでした。

 

転職した直後に、表参道を一人で歩いていたときに

周りの景色が突然キラキラと輝き出して、興奮したのを覚えています。

自分で選択した道を100%自分の責任で歩んでいるという充実感、

先に希望しか見えていない25歳...

 

今思えば、ツッコミどころは満載なのですが、

それでもあの当時の自分がちょっと羨ましく感じる40代の今日この頃です。

 

(↓あんまりお題の映像と関係なかった。。)